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教員免許状更新講習2018「コミュニケーション・スキルアップの3日間!」

2019.07.13

EDUCATION

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概要

本センターでは2009年度より、学びの場面における「コミュニケーション」をテーマに、教員免許状更新講習を開催しています。2018年度は、8/17~8/19、1/12~1/14の日程で開講しました。一度ご参加された先生方からの口コミやご紹介でのご参加も多く、北は北海道から南は九州まで、全国各地から計80名もの先生方にお集まりいただけました。

 講師として、本センターから福、伊達、北野、岡崎の4名が参加。また三重県総合博物館 館長である大野照文氏(古生物学、実践生涯学習学)にご参加いただき、美術教育、理科教育、臨床心理学、社会人教育と、多様な視点から「コミュニケーション」をテーマにレクチャーとワークショップを実施しました。

 本講習は「みる・考える・話す・聴く」の私たちが普段から用いている能力を「コミュニケーション・スキル」と位置づけ、教科を横断したワークショップを通して、コミュニケーションのあり方、学び方について、先生方の気づきを促すもので、たくさんの気づきを共有いただきましたので、以下に、講習の記録写真と、最終日に実施した小論述の先生方の声を一部ご紹介します。

「コミュニケーションを、『みる・考える・話す・聴く』という4つのプロセスで捉えなおし、そのあり方と育て方を学ぶ3日間である。ただめんどくさいと思った免許講習でしたが、この講座は最高におもしろくて役に立つ内容でした。世界観が変わるような体験だったと思います」

「まさに目からウロコ、新しい発見の連続でした。講習の間、ずっと頭はフル回転し、どっぷり疲れましたが、その疲れた分以上の大きな学びがありました」

「本当に頭が痛い。こんなにも感覚器と脳をフル回転したことがないのではないかと思うくらいです。しかし、とっても清々しい疲労感です。この充実感はなかなかありません」

「教えるということについて、自分自身がそうとは気づかずに持っていた意識もろとも、バーンと一度ばらばらに壊されたような感じがする。そして、それを面白いなと思えていることについて、今日これからまた考えたい」

 

「コミュニケーションとは、一言では言えないものだとあらためて感じました。単に話すことがコミュニケーションではなく、しっかり意識し、みることからはじまり、みることで自分の中に考えがうかび、それを(アウトプット)話す。そして、はじめて相手とのキャッチボールが成立し、聴くこと、話すことで自分の考えが整理されていく…。そんな感覚がカウンセリングとも似ていて、とても納得しました」

「こんなに頭を使い考えることになるとは思いませんでした。『コミュニケーションは他者を思いやり、目と耳と頭を使ってするものである』と、漠然となんとなく正解ともとれることは知識として持っていたように思います。しかし、『知っていること』と『本当にわかる』ことはまったく違う。今回3日間の講習で『本当にわかる』経験をさせてもらえました」

「講習内でのひとつひとつの活動が、他者をよりよく知るきっかけというだけではなく、自分自身を知るきっかけを与えてくれるものばかりでした。また、『知れた』という結論のところだけでなく、『知り方』『方法』もしっかり学べたので、実行に移しやすいです」

「自分の思い込み、先入観の強さに気づかされることばかりの3日間でした。今、自分の抱えている人間関係でのストレスや悩みなど、あらゆる問題に対する解決のヒントにもなる内容でした」

「この3日間で、知識よりも人としてどう生きていくか、人としてどうつながっていくかという根底的な学びが大切であるということを感じました」

「教育の現場ではもちろん、生活するうえ、生きていくうえでも大切なことを学べたように思います。教育の現場で『今回の学んだこのことは、こうおろしてください』と具体的なことや正解を言われませんでした。私たちに考える余地を残して可能性を広げてくださったと思います」

「来て良かっっっっっっったです。良くも悪くもすごい衝撃をうけました。しんどかったけど、楽しかったです。少しでも勇気を出して、がんばっていきたいです。元気も問いも、もらいました!」

「今回、自分の中で一番びっくりした変化が3日目でした。自由に座ることになり、まず頭に浮かんだことが『まだグループやペアになったことのない人のテーブルへ行こう』でした。今までだと確実に『知っている人おらんかな?』だったので、自分の中に一つプラスされた経験に嬉しさを感じることができました」

「1日目が終わり、子どもに内容を伝えると『そんな遊びみたいなんで良いん!!』と言われ『明日も楽しんでくるわ!!』と答えました。これまでの研修とは違い、いろいろ体験する中で発見させてもらえる研修でした。内容の濃い充実した時間でした。『めっちゃ楽しかったで!!』と帰ろうと思います」

 

 「みる・考える・話す・聴く」力を総動員して講習から学びを得られた先生方。自分自身を省みる気づきが生まれ、学ぶことの意味や喜びを、再認識してくださった。先生方が学校に戻られ、子どもたちとの間に豊かなコミュニケーションが起こる場ができ、全国各地の学校で学ぶ楽しみ、喜びが生まれ続けることを期待したい。

開催年月日

2018 / 08 / 17 - 19 | 2019 / 01 /12 -14

開催場所

京都造形芸術大学

実施者

大野照文(三重県総合博物館 館長)・岡崎大輔・伊達隆洋・北野諒