この度、本センターの共同研究者である北野諒氏(大阪成蹊短期大学 幼児教育学科 講師)が美術科教育学会のリサーチフォーラムを企画・オンライン実施する運びとなりましたのでご紹介いたします。
表題は「社会・人のための美術教育?」。
ゲストスピーカーに、共同研究者の平野智紀氏(内田洋行教育総合研究所 主任研究員)、そして安斎勇樹氏(株式会社MIMIGURI 代表取締役Co-CEO/東京大学大学院情報学環特任助教)を迎え、企画者とともに「美術教育の未来」へ向けた検討を試みます。
登壇者による動画を事前配信でご覧いただき、当日はそれを踏まえたリアルタイム議論となります。
フォーラムのテーマに関心をお持ちの学会員以外の方にもご参加いただけます。
ぜひ、お申し込みください。
以下、チラシに記載されているイベント概要です。
【第3回 美術科教育学会 リサーチフォーラム・オンライン】
社会人(社会・人)のための美術教育?美術教育の未来へ向けての疑問符
2021年度、美術科教育学会では、コロナ禍においても学術研究の灯を絶やさずに美術教育学の未来を展望することを企図し、オンラインでのリサーチフォーラムを展開してきました。最終回となる第3回では「社会人(社会・人)のための美術教育?」をキーワードとして、地域や社会の多様な現場で実践を重ねている2名のゲストスピーカーをお招きし、企画者と共に「美術教育の未来」へ向けた検討を試みます。
美術教育によって涵養される資質・能力は、社会の中で生きていくうえで、どのように活かされうるのか? あるいは、社会で求められる創造性から逆算するならば、美術教育はどのようにその萌芽を育むことができるのか? 本フォーラムのタイトルに差し挟まれた疑問符(?)は、これらの問いや、「社会人」という言葉に潜在する社会像・キャリア観への問い直し、美術教育の担うミッションの問い返しなど、複数の問題群を含意しています。
マルセル・デュシャンは「答えはない、なぜなら問題が存在しないからだ」という言葉を残しています。これを裏返すならば、未来に向けて美術教育学が「答え」を出すためには、まずはそこに「問題」が発見されなくてはなりません。
全3回のレクチャーシリーズの結びとして、美術教育における新たな「問題」を生み出すことができれば幸いです。
本フォーラム開催にあたって、企画者による問題提起の動画を作成しました。
こちらからご覧いただけます。
日時:2022年3月13日(日)13:00 ~15:00 (リアルタイム配信)
フォーラム当日までに、参加お申込みいただいた方を対象に、
ゲストスピーカーによる関連動画(オンデマンド視聴可能)を配信いたします。
参加対象:美術科教育学会員の方、およびフォーラムのテーマに関心をお持ちの学会員以外の方
参加費用:無料
開催形態:動画配信プラットフォームを用いたオンライン開催
申込方法:グーグルフォームにてお申込みください