2014.04.30
OTHERS
世界に先駆け、アートを通じて鑑賞者・学習者の「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラムを開発したニューヨーク近代美術館(MoMA)。そのMoMAの教育部長として同カリキュラムを開発し、その後ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー(VTS) として発展・確立させ、全世界に普及させたのがフィリップ・ヤノウィン氏です。日本における対話型鑑賞のけん引役として知られるアメリア・アレナスもその開発メンバーの一人でした。
そのヤノウィン氏が、対話型鑑賞に関心のある学校関係者に向けて『Visual Thinking Strategies』(Harvard Education Press出版)を上梓しました。
2011年3月より1年3期に渡り、ヤノウィン氏を講師に迎え「連続セミナー ヴィジュアル・シンキング・ストラテジー」を開催した本センターが翻訳を手がけ、今年の秋、本書の日本語版が出版されます。
翻訳本の概要は コチラ
本書は主に、対話型鑑賞には関心はあるが、どうやって導入したらいいのかわからない?そもそも対話型鑑賞って何?と思われている現場の先生に向けて、きわめて実践的な内容になっています。その内容は、学校関係者だけでなく、美術関係者においても、対話型鑑賞の教育的意義を再認識させてくれます。
出版日等の詳細につきましては、今後このHPでもご紹介してまいります。